保育士の仕事で嫌な事。それは順番で回って来るイベントの出し物の係。
7月は七夕祭り。
何をやろう?
説明はどうする?
時間配分は?小さい子供が多ければ長時間は無理ですね。
出し物何やる?
特に新人保育士さんにとっては、先輩方の目がきになりますね!?
先輩方もビックリするくらい、七夕の説明が出来るように七夕飾りの意味や、七夕の由来などを紹介しています。
元保育士が新人保育士さんのお手伝いが少しでも出来れば嬉しいです。
七夕飾りの意味を保育園で幼児に話すには
まずは七夕の簡単なお話とは?
<七夕のお話>
働き者のおり姫とひこ星は結婚してから遊んでばかりいました。
そこで天の神様は、怒って二人を天の川の両側に分かれさせてしまいました。
そのため悲しんでいるおり姫とひこ星を見てかわいそうに思った天の神様は、1年に1度7月7日に会う事をゆるしました。
そこで、2人が無事に会えるように晴天を祈ったのが七夕の始まりです。
では、なぜ竹に七夕飾りを飾るのでしょうか?
- 魔除け、邪気から守ってくれますように!
- 竹は根が強くて成長が早い、そして殺菌力が強いために昔は魔除けとして使われていた!
- 中が空洞になっているので、神が宿る!
と、説は色々あります。
魔除け、邪気などは、難しいので子供向けに簡単に
「竹は大きくってまっすぐ伸びてとってもきれいだね。みんなもこの竹のように大きくまっすぐ元気に育ってほしい、と先生は願っています」
というような感じで、簡単に解かりやすく飽きないように短く話します。
七夕飾りの由来や意味
七夕飾りの意味は?
七夕の前に七夕の製作をしているでしょう。それらの製作をした物を紹介しながら、子供達に簡単に意味を教えてあげると、分かりやすいですね。
- おり姫とひこ星・・・永遠の愛が続きますように
- 星飾り・・・星にみんなの願いがとどきますように
- 折り鶴・・・家族の健康と長寿や家内安全
- ちょうちん・・・心を明るく照らしてくれますように
- 輪飾り・・・皆の夢がつながりますように
- 四角つなぎ、吹き流し・・・お裁縫の上達、元気に長生き
- 金魚、貝殻・・・海の恵みがたくさんうけられますように
- 菱飾り・・・星がつながっている天の川のイメージ
- 投網、網飾り・・・大漁の願い、幸せを絡めとる
- 巾着・・・節約、貯蓄、商売繁盛
- くす玉・・・ダリアの花のイメージで華やかに
七夕祭りの集会の前に、各クラスから子供達が作った製作の品を借りて来て、その製作物をみせながら、七夕飾りのお話を2~3個話すと良いでしょう。
基本的に、説明が長いと子供達は飽きて、騒ぎだしてしまいますね(-_-)
子供達の様子を見ながら「あれれ?飽きてきた?」という感じが見えたら、説明は早々に切り上げて、次の出し物に移るなど、臨機応変にやりましょう。
七夕飾り短冊の意味
最後に、短冊の意味は、願い事がかないますように!です。
本当に叶ったら嬉しい!だから私も毎年園児に混ざり、願い事を竹にぶら下げてもらっていましたよ。
そして、歌にもありますが「五色の短冊~♪」
短冊の五色の色にもそれぞれ意味があります。
- 青(緑)・・・徳を積む、人間力を高める(みんなにやさしく)
- 赤・・・父母や先祖への感謝の気持ち(パパママ、ジジババありがとう)
- 黄・・・信頼。知人や友人を大切にする(お友だちと仲良く)
- 白・・・義務や決まりを守る(約束を守ろう)
- 黒(紫)・・・学業の向上(お勉強がんばる)まだお勉強は関係ないですね。
短冊の色はちょっと難しいので、簡単な説明で済ませます。
最後に、七夕の絵本などを見せながら(実際に都会では天の川は見えないので絵本で代用)
「今日の夜は空を見上げてみてね。お星さまがいっぱいで、川のように見えている所が天の川です。その両端に光っている星が織姫と彦星です。2人があえるように、今晩雨が降らないといいね!」
という感じで話して、子供達に想像させます。
七夕の7月7日の夜は、2人が会えるように雨が降らないといいですね。
まとめ
なるべく子供達が楽しめるように、説明は短かめにして時間配分をよく考えてやりましょう!
慣れないと緊張してしまうかもしれませんが、落ち着いてゆっくりやる事を心掛ければ大丈夫ですよ。
では、出し物、司会頑張って下さいね~!